マンションを理想の住まいに大変身!マンションリノベーションで知っておきたい情報を解説

マンションリノベーションを希望する方が増えていますし、そういった物件を購入したいという事で中古物件を探している方も増えています。
理想の住まいにするためには、設計から考えていく必要がありますし信頼できるハウスメーカーを探すことから始めていきましょう。
口コミ評判であったり、実際にどういった実績があるのかを見てから決めると良いです。
その会社が行ったリノベーション物件の見学が出来るようであれば、見学からスタートです。

マンションを理想の住まいに大変身!マンションリノベーションで知っておきたい情報を解説

マンションリノベーションの需要はかなり高くなっています。
中古の物件であっても、マンションリノベーションをする事によって内装はかなり変わっていきますし、理想の住まいにする事も出来ます。
家族の人数が増えたり、お子さんが素だったりという事で間取自体を変えたいという時でも、大掛かりなリノベーションを行う事で理想の住まいにする事が可能です。
設計など1から対応してくれる工務店やハウスメーカーを探すことが、先決です。

マンションリノベーションができるのは専有部分のみ

マンションリノベーションでは、中古マンションを改修して自分好みの住空間を実現することができます。
いわゆるスケルトン状態にしてから改めて工事をすれば、間取りなどもかなり自由に変更できます。
ただ、マンションは複数の居住者が1つの建物に集まって暮らしているという特性上、戸建て住宅と違って工事には一定の制約がかかります。
最も重要なポイントとなるのは、共有部分には変更を加えることができないということです。
マンションは外壁や共用廊下などの共有部分と、各住戸内の内壁や床、キッチン設備などの専有部分から構成されています。
このうちマンションリノベーションが可能なのは、後者の専有部分のみです。
共有部分はそのマンションにおける全てのオーナーが共同で所有しているため、勝手に工事することができません。
ですから、たとえばエアコンの位置を変えるために外壁に穴を開けたりすることはできないようになっています。
また、バルコニーも共有部分に当たるため、たとえ普段は自分たちだけで使っている部分であっても勝手に手すりを取り替えたりすることはできないので注意が必要です。

マンションリノベーションの前に管理規約を要確認

近年では、中古マンションを購入し、リノベーションを施したうえで快適に暮らすという生活スタイルが人気を集めています。
画一的な間取りが多い昔のマンションでも、リノベーションによって個性を表現したり、家族構成に合わせた暮らしやすさを追求できるという点が人気の理由となっています。
ただ、マンションリノベーションには一戸建てとは違い、集合住宅ならではの制約が存在します。
工事を行う際は、その点に注意が必要です。
マンションリノベーションの際にまず確認すべきなのは、そのマンションの管理規約です。
管理規約には住人がコミュニティを円滑に維持するうえで守るべき事項が定められています。
リノベーションに関しては大きく分けて2つあり、1つは工事の内容です。
近隣への騒音対策として使用する壁材や床材の防音性能が指定されていたり、配管の関係で水回りの移動に制限が設けられていたりします。
もう1つは、工事の進め方です。
事前に隣室の住人から承諾書の交付を受ける、工事内容を書面で管理組合に提出するなどの規定が設けられているケースが多く、工事時間が指定されていることもあります。

マンションリノベーションを始めるなら管理組合に工事申請書を提出

現在多くの人達がマンションに暮らしています。
マンションは、多くの場合において都心部にあり交通や買い物などに便利であるという特徴を持ちます。
このようなことから、現在でも数多くのマンションが海の近くで建設されています。
大変耐久性もある建物ですので、長期間の居住というものが可能となってきます。
木造住宅と比べると2倍から3倍の耐久年数があることが知られています。
ただ時間がたつと、内装などについては劣化が著しくなってきます。
そのようなことから、ある時期に修繕を行うということがなされます。
このような修繕とは別に、マンションの部屋の中の間取りなどを変えたいということも生じてきます。
そのような際に行われるのがマンションリノベーションです。
マンションリノベーションと修繕との違いは、後者においては現在の建物などの間取りなども変えることはなく小規模なもので、前者では間取りや構造などを変えるという大規模なものになってきます。
共用部分などの問題もありますので、管理組合に工事申請書の提出が必要です。

全面スケルトンのマンションリノベーションには竣工図が必要

マンションリノベーションの中でも近年注目を集めているのが、全面スケルトンによる方法です。
これは骨組みだけをに残して壁や床などを全て新しいものに変えると言う方法であり、また間取りなども現代風に変更することができることから、築年数の古いマンションなどではよく行われている方法です。
全面スケルトンのマンションリノベーションで注意しなければならない事は、工事を行う前に様々な配管等を事前に確認しておくことで、そのためには竣工図が必要となります。
部分的なリノベーションである場合には必要としないことも多いのですが、全面スケルトンの場合にはすべての部分を新しく作り替える形になるため、その配管や空調設備などの機能を妨げないようにしなければなりません。
またこの竣工図によって工事の制限を受けてしまうこともあるため、事前にその内容を確認し、適切に行うことが重要なポイントとなっています。
全面スケルトンのマンションリノベーションは、新築の内装工事を行う場合とほぼ同等の作業が発生するため、この点を踏まえて事前に資料の手配を行っておくことが効率よく進める秘訣です。

マンションリノベーションで制限が多くなる団地

中古マンションを購入し、リノベーションによって間取りや設備を一新して快適に暮らすという、いわゆるマンションリノベーションが人気を呼んでいますが、その流れを受けて近年では団地のリノベーションも増加しています。
築年数の相当経過した物件が多いですが、公共性の高い事業者が設計しているため古くても構造がしっかりしている、土地利用に余裕があった時代に建てられたため敷地内が開放的である、などが人気の理由となっています。
ただ、一般的なマンションリノベーションと異なり、団地のリノベーションには特有の制限があるため、その点は注意が必要です。
たとえば1960年代から70年代に建てられた物件にはエアコンが付いていないことが多いのですが、外壁は共有部分のため変更工事をすることができず、室外機と室内機をつなぐための穴が開けられないなどはその一例となります。
また、建設当時の日本人の平均身長を参考にして作られているので天井が低く、水回りの位置を変更するに当たって配管を通すために床をかさ上げすると圧迫感が生まれるケースもあります。

マンションリノベーションで気になるコンクリートで造られた建物の寿命

マンションリノベーションで気になるのは、リノベーション後にどれだけの期間内装を新しくした物件に住んでいられるかです。
マンションのような鉄筋コンクリート造の建物のRC造の場合は、コンクリート部分の寿命は120年前後と言われてます。
寿命だけで言えば、築30年毎にマンションリノベーションを行う場合には3回はリノベーション出来る事になります。
但し日本では耐用年数まで建物に住み続ける事はほとんど無く、60年超で建て替えられる事が多いです。
120年と言ってもコンクリート内部の鉄筋が錆びていない状態で、日本のように高温多湿で雨量が多い地域では、定期的にメンテナンスを行ったとしてもひび割れの隙間などから雨水がしみ込んで、鉄筋が錆びて脆くなる事もあります。
どちらにせよ平均で60年を超えるまで建物は建て替えられないので、30年に一回マンションリノベーションしても、次のリノベーションの30年後まで余裕で住めるので損する事はないです。

コンクリート造でもマンションリノベーションで木の家に

コンクリートのRC造のマンションもマンションリノベーションによって、木の家に変える事は可能です。
コンクリート造のマンションは断熱性や防音性に優れているメリットはありますが、コンクリートにクロスを張っただけなので温もりが無くかたいイメージがあります。
そんな無機質なコンクリート造の建物を、温かみのある木の家にマンションリノベーションで変える方法として、何なる木目のフローリングシートを貼り付けるのではなく、木の板を使う方法があります。
まず初めにコンクリート剝き出しの状態にして、そこに新しく木製のボードを壁全面に貼ったり木製の柱を付けます。
フローリングも単なる木目ガラのシートではなく、白木の板を貼ります。
そのようにマンションリノベーションで木製の部材を使えば、フレームはコンクリートでも木造住宅のように生まれ変わらせる事が可能です。
天然木は木目シートに比べて価格は高くなりますが、木のぬくもりを素足で感じる事が出来ます。

マンションリノベーション中の荷物保管におすすめなトランクルーム

マンションリノベーションを考えている人の多くが気にするのが、施工中に賃貸アパートに引っ越しです。
マンションリノベーションに費用が掛かっているのだから出来るだけ家賃を節約したいと考えて、狭い物件を借りたいけど荷物が入らないを悩んでいる人も多いはずです。
そんな人におすすめなサービスに、荷物をいったん預かってもらえるとトランクルームがあります。
トランクルームの中には色々なサービスがあって、ダンボールに荷物を詰めて送って保管してもらうサービスや、自分で車に乗せて持って行って預けたりコンテナにしまうサービスもあります。
だけどマンションリノベーション時におすすめなサービスは、コンテナ付きのトラックで来て、その中に家にある家具や家電などの大型の商品を運び入れたら、リノベーションの施工が終わるまでそのまま預かってもらえるサービスです。
このサービスだと施工が完了した日に、自宅前にコンテナが来て、そのまま新しい部屋に運び込める点です。
別料金を払えば、荷物のコンテナへの運び入れや部屋に戻す作業も、引越し屋のようにやって貰えます。

スッキリ見える収納力を高めるマンションリノベーション

マンションは増築ができないため、収納に困ってしまうということがよくあります。
そのため、収納を増やすためにはマンションリノベーションという方法を行うことが可能です。
マンションリノベーションで収納力を高めるためには、様々な工夫をすることができます。
玄関・洗面所・キッチンなどで収納を増やしたいという場合には、造作可動棚を取り付けることがおすすめとなります。
システム収納だと窮屈な印象になってしまいますが、高さのある造作可動棚をつけることで圧迫感がなくなり、おしゃれな印象を作れます。
廊下も収納スペースを作ることで、より物を整理しやすくなります。
棚を設置して本を入れたり、飾り棚をつければ見せる収納も行えます。
壁面に収納を作ることで、スッキリとものを収められます。
収め方を工夫することで、空間に統一感を出すことができて家具を置くよりも効率的にものをしまえます。
ほかにも、扉のないウォークイングローゼットを取り付ければ圧迫感がなくコストを抑えられます。

著者:三原隆雄

筆者プロフィール

福岡県北九州市生まれ。
リノベーションの会社でデザイナーとして活躍。
リノベーションの基本情報をネットで発信しています。
福岡 マンションリノベーション